2012年、アメリカで作られた、 ワールド・ウォーZ という映画を視聴したので、感想を記述しました。
あらすじ以降はネタバレなので、これから楽しみにしているという人は注意してください!
World War Zとは
アメリカ/ 2012
原題 World War Z
上映時間 116分
監督:マーク・フォースター
ブラッド・ピット / ミレイユ・イーノスカリン / ダニエラ・ケルテス / ファナ・モコエナ
【あらすじ】 ブラッド・ピット主演、「007 慰めの報酬」「ネバーランド」のマーク・フォースター監督のメガホンで、マックス・ブルックスのベストセラー小説を映画化したパニック大作。突如発生した謎のウィルスが瞬く間に世界中へと広がり、各国の政府や軍隊が崩壊状態に陥る。元国連捜査官で、伝染病の調査や紛争国での調停役を務めた経験をもつジェリーは、旧知の仲の国連事務次官ティエリーに呼び出され、ワクチン開発の情報収集のため各国をめぐる調査隊に同行するよう依頼される。ジェリーは妻と娘2人を安全な国連指揮艦の空母にかくまってもらうことを条件に依頼を引き受け、ウィルスの謎を解明するため混乱する世界へ旅立つ。
独断と偏見で決めた作品評価
40点:World War Z
総評すると、うーんまぁ、うん。って感じでした。
面白いポイントは随所で出てくるのですが、この映画は、CGと、ブラッド・ピットさんの無双で成り立っているような気がしました。
僕は結構、この考え方は実生活で役に立つな、とか、そうきたか〜みたいな、思いもよらない伏線とか、この掛け合い、駆け引きは凄いなとかそういうところに惹かれるのですが、この映画はそういうのでなく、ただただ、感染止めるためにはどうしたらよいかを追求する映画だと認識しました。
人間的なドラマは何一つないと思うので、人間関係や家族愛などに、うわぁ〜感動する〜みたいなものを期待している人は気をつけたほうが良いと思います。
基本的にゾンビから逃げながらボッコボッコ殺して、対処法を見つけるために、飛行機で飛んで情報収集していく感じです。
最近流行りの走るゾンビ
むっちゃ走ってきます。そりゃあもうタイムセールに駆け込む主婦みたいな感じで。
そんで、ゾンビは音に反応して飛びかかってきます。後半になるとこの設定がいかされ、結構緊張感がある良演出な場面が増えてきます。
感染の仕方はありきたりで、噛まれると10秒ぐらいで感染します。
こういうのいつも思うのですが、感染早くないですか?せめて半日後とかにしてほしいです。
たしかアイアムレジェンドでは、主人公が愛する、犬が感染してしまいましたが、そんな早くなかったはず。なんかこう、噛まれてから、発症するまでの間どうにかなる!でも発症したら危ないから殺さないとなど、葛藤が大事になってくると思うのですが、この映画はそれは意識してなかったですね。なんせ10秒なんで。
因みに、後々主人公の仲間になる女性戦闘員が腕を噛まれるのですが、ブラッドさんが即座に女性の腕を切り落とし、感染を防ぎます。
この時、よく見ると、凄い痛がっている演技は上手なのですが、女性の目には涙すら溢れなかったです。
腕切られてこんなことってあるんですか?この時はたまたま、脱水症状だったとか?
しかし、良い判断だったらしく、感染はしませんでした。
走ってくるゾンビで思い出しましたが、ゾンビのスケールは素直に凄いと思いました。イスラエルに主人公が情報収集で行くのですが、この国は感染していませんでした。
何故かと言うと、国の周りを高い壁で覆っていたからです。あれ?この設定どこかで・・・
進撃の巨人や!!
ただ、何故かわからないのですが、壁の近くで、国民が歌いだします。それに合わせて、周りの人達も合わせ始めます。ブラッドさんが音が大きすぎると遅めの気付きをしたところ、ゾンビが侵入してきました。
あれ?壁で囲んでいるんじゃないの?と思いましたよね、ゾンビの量が多すぎて、ゾンビを踏み台にゾンビが登る、そのゾンビを踏み台に・・・みたいに階段のようになって、結局大量のゾンビが侵入してきました。
それに対抗して、ミサイルやらなんやらやりたい放題、ここらへんはもう、ヤケですね。
なので、ゾンビはなぁ、ゾンビはのろまじゃなきゃいけないんだよ!!
と思う人は絶対見ない方が良いですね。
それじゃあ、僕が視聴して、面白かったポイントを紹介します。
突然の科学者の死亡
希望の星と呼ばれる、科学者とブラッド・ピットさんが、韓国の基地に調査に向かうのですが、現れたゾンビにビビってしまい、転倒、そして死を迎えます。
何があった!?と聞かれたブラッド・ピットさんは「滑って、死んだ。」とシンプルに答えるのが面白かったです。
しかもこの科学者、飛行機に乗って韓国に向かう時に、ブラッド・ピットさんに結構大層な口を聞いていました。
なんとかなるさ的な発言をしていたのですが、自分がなんとかなってしまいましたね。
アメリカンジョーク的な掛け合いも魅力の一つと言えるでしょう。
謎のチャリシーン
これは本当に謎でした。
画像にあるとおり、韓国の基地からもう一度飛行機に乗ってイスラエルへと向かう時に、何故かチャリで爆走します。
爆走はおおげさなのですが、本当にツーリングシーンは謎でした。
特に補足などなく、急に雨が降る中チャリを漕ぐシーンになったので、吹き出してしまいました。
恐らく、物音がしなく、結構早く動けるからチャリを選択したんだと思いますが、これは合理的な決断だったのでしょうか?
いまいち、納得出来ないんですよね〜(笑)
まぁここのシーンは、面白かったんで良かったです。
飛行機墜落しても生きるんだぜ
ここはまじで痛いシーンです。
イスラエルからWHOに向かう時に、飛行機内で、お客さんが感染してしまい、大パニック。
ブラッド・ピットさんが、躊躇なく機内で手榴弾を投げたことにより、機内に穴が空き、飛行機は墜落。
その中でも、シートベルトを締めた主人公とその仲間2人だけが生き延びるという究極の運を見ることができます。
そしてこの画像、なんかの部品がブラッド・ピットさんを貫通!
この苦痛の表現は凄いリアルでした。流石です。
でも安心してください、WHOで普通に治療して治ります。
ゾンビを回避する驚きの秘策
さて、肝心のゾンビ対策なんですが、これは一本取られました。
ブラッドさんは、イスラエルでたまたま上図の場面を目にします。
一人の少年がまるで透明な存在のように無視して、走り去っていっています。
そして、もう一つ滑って死んだ科学者が残した言葉「強みが弱点に変わる」この言葉をヒントにして編み出した対策、それは「自分が病気に感染する」ということです。
このゾンビ達は、健康な人にしか噛みつきません。
よって、わざと一時的に病気になれば、勝手に避けていくという寸法です。
WHOは、色々な病原菌を保管していたので、主人公一行が頑張って、その病原菌をゾンビが80人いる中取りに行きます。
下図は、自分に病原菌を注射し、ゾンビが避けていくワンシーンです。
そして、このドヤ顔である。
ここのドヤ顔は本当に面白かった、ここ数ヶ月で一番笑った。
すげえ病原菌もワクチンをちくっと注入しただけで、完治、ハイパーご都合主義です。
ブラッドさんの貴重なペプシシーン
僕がこの映画で一番好きなシーンです。
先程のゾンビが避けていくシーンの前に、謎のペプシシーンが入ります。
自分を落ち着かせる役割なのか、安堵感からなのか、いきなり自販機からペプシを取り出し、ゴクゴク飲んじゃいます。
クオリティとしては、ペプシのCMに使っても良いレベルである。
この後、僕はスーパーへ行きペプシを買って飲みました、美味しかったです。
え、終わり?なラスト
上図のように、腕を噛まれた仲間をナイフで一刀両断したシーンです。
こんなことができちゃうブラッド・ピッドさんでしたが、ラストシーンは疑問が残る終わり方でした。
いわゆる、俺達の戦いはこれからだぜ的なやつです。
新たに判明した点は、ゾンビは感染させる相手が周りにいないと休眠状態になってしまうという点です。
だからどうしたという話なのですが、本当そうですよね、よく分かりません。
上図の腕を切られた女戦士と一緒に帰還するのですが、この後、女戦士さんがどうなったかも全く謎です。結構可愛く、好きなキャラだったので、残念でした。
家族のもとに無事帰還したブラッド・ピットさんも読めと抱き合い、悟って終わるというエンドに僕はがっかりしました。
ワールド・ウォーZ レビューまとめ
ドヤ顔が素敵でした。
金曜ロードショーで放映されても、二度は見ない感じなのですが、好きな人は好きな作品なんじゃないかと思います。
ゾンビ系は、ヒューマンドラマが付き物だと勝手に思っていたので、僕的には40点ぐらいだったのですが、とりあえず大量のゾンビを見せてくれ!と願う人にはうってつけの映画だと思います。
ネタにはなるので、是非見てみてくださいね!
ここまで読んでくれてありがとう!
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