君は覚えているだろうか、コカコーラC2という一瞬のトキメキを

コカコーラC2

クリエイティブな思考には糖分が必須、当分の王といえばコカコーラです。

レシピは謎に包まれているという世界で一番売れている飲料水ですが

 

ーーーー君は覚えているだろうか

2004年に発売された、コカコーラC2という幻のコークを。

 

現在は当然のように販売終了しており記憶も砂の中に埋もれた状態の人も多いのではないでしょうか。

当時僕はバスケットボールに明け暮れており、練習後は必ずと言っていいほど市民体育館の自動販売機でジュースを買ってもらっていたものだ。

その市民自動販売機には、白い紙で覆われたゾーンがあり、気になった僕は鶴の恩返しの如く生唾を飲みながらこっそり覗きました。

するとそこには、発売前からパッケージだけ用意されていたコカコーラがありました。

ーーーーC2ってなんなんだ・・・

子どもながら小さな脳を働かせてその意味を考えていました。

任天堂64、プレイステーション2、ゲームボーイアドバンス数々の名作ハードが猛威を振るった時代、僕はコカコーラC2の意味について遂に解答を出した。

C2って、コカコーラ2の略称だ。

ポケモン赤緑からポケモン金銀への進化は驚くものだった。

64のスマブラからDXになった時の進化も涙が出るほど凄かった。

そう、初代から2になるとステージがまるで異なる圧倒的な進化を果たすということ肌で感じている僕はC2発売に期待を寄せていた。

因みに当時の僕は甘いものは全てが美味いという短絡的な思考と舌の持ち主で、回転寿司にいってもタレが付いた穴子と卵しか食べない程だ。

そしてとうとう発売日がやってきた。

コカコーラの新たな形、胸踊らせる僕は母から120円を貰い意を決して自動販売機に小銭を投入した。

遂に遂にC2を手に取ることができたのです。

震える手でプルタブを空けて口に運んだ。

 

 

 

味が同じだ。

 

 

何かの間違いだと思った。

もう一度缶のデザインを見た、確かにメタリックなデザインに変更されたコカコーラC2だった。

よく見ると何か書いてある。

 

「カロリーオフ」

 

そう、コカコーラC2はただのダイエットコーラだ。

Wikipediaを参照すると、「人工甘味料が苦手」という消費者のアンケートに基づいて制作されたダイエットコーラで、やっぱり販売量低迷で打ち切られたシリーズだった。

目を離した隙に一瞬で自動販売機から消えていたのを覚えている。

それからというもの、赤い自動販売機を見るといつも思い出す。

10年以上前、僕に、期待するだけ裏切れた時の反動がでかいということを教えてくれたあのコカコーラC2が脳裏に浮かぶのです。

そんな僕の愛する飲料水はマックスコーヒーにシフトチェンジしました。本当にありがとうございました。

日記
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