徐々に冬の寒さが顔を出し、早くも炬燵から逃れられなくなった僕は今日も鼻をほじりながら平穏な1日を過ごしていた。炬燵に入るぐらい寒くなってきたというのに靴下を履かない僕は自身の足の爪が伸びていることに気がついた。
あれ?最近切らなかったっけ?と首を傾げながらカーペットに引っかかりそうなぐらいに伸びた爪を見てふと思った。
どうして爪は伸びるの?
僕は猫を飼っているのだが、驚くことに猫の爪は結構簡単にぺろぺろ取れて床にわりと転がっていることが多い。
獲物を刈り取る動物ならまだ爪が生え変わるのは分かるのだが、人間の爪が生え変わる必要は果たしてあるのだろうか。
爪を使う時って、例えばキッチンにこびり付いた汚れを剥がす時や、スクラッチでコインを忘れた時ぐらいしか思いつかない。
逆に爪が伸びて長くなった時の方が邪魔な気さえする。
僕は足りない頭で考え、脳を煙が出るくらいフルスロットルで回したが5秒で諦めてググることにした。
結果、爪は体を守るためにあるらしい。
言うほど守っているか?という疑問はそっと側に置いておいて僕は爪の役割の一つに脱帽した。
爪がないと、物を持ち辛い。
らしい。爪なかったことないから分からないけどそうらしい。
でも確かに何かを掴んで思いっきり力を入れると爪が痛くなることは確認した。恐らく爪が鼻息荒くして踏ん張っているのだろう。
そう思うと途端に爪が恋しくなってきた。一足早いクリスマスプレゼントにネイルサロンにでも行こうか。
爪という漢字を何度も書いてゲシュタルト崩壊しそうだが、また別の疑問が浮かんでしまった。
瓜の下のびゅーんちょんの部分って何?何で爪という漢字にびゅーんちょんを付けると瓜になるの?次回は瓜の成り立ちでも書こうとするか。
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