忘却の日常

忘却の日常

人は忘れる動物である。忘れるが故に寂しくもありその反面楽しく生きることができる。とまぁ、よくできた設計である。

嫌な思い出はいつまでも残り続け、どうでも良い思い出は完全には削除されないが、脳の奥底にあるHDDに静かに保存される。たまにふと何かのきっかけで思い出すこともあるが、基本容量の無駄遣いなので中々思い出せない。

ある日、僕は面白そうなアイデアを閃き、日記をつけようとベッドの中でスマホでメモアプリを開いた。

やっべぇ、何書くんだっけ?

すっぽりと抜け落ちてしまったのだ。この短時間で頭の中のどのフォルダにしまったのか自分の脳に問いただしたい。

この機能は忘却システムの設定ミスだと思うが、アイデアは結構重要なデータだ。それにも関わらず一瞬で見つかりにくいところに保存するのは如何なものかと思う。

特にやろうと思う矢先に少しでも行動をしてしまうと一気に忘れやすい。

例えば、Amazonで飲料水を買おうと考えスマホを開くが先にお気に入りのゲームアプリのアイコンが目に入り何気なくタップしてしまうと、あれ?なんかしようとしてたんだけど何だっけ?となりやすい。

目的をもって検索するが、別の記事のタイトルが面白そうでそれを読んでいる間に目的を忘れてしまう。

こんなことがしょっ中繰り広げられて本当に困る。
昔からあったけど歳を取るごとに増えていっている気がする。

病気なのか老化なのか分からないが、暗雲低迷なので対処方法を3つ考えることにした。

1.すぐに実行する
2.すぐにメモする
3.点を打つ

1.2は馬鹿でも思いつく対処方法なので割愛。3つ目は確か高校の時に友達から教えてもらったことで。忘れたくないことがある時はそのことを念じながら掌か、甲にマジックで黒い点を描く。そうすることで、ふとその手の点を見た時に自分が何故点をつけたか都度考えるので忘れにくいみたいなロジックだったと思う。

これが意外と効果的でその日はしっかり目的を果たせた。確か内容はポケモンの新作を予約するだった気がする。

ただ、そんなことするならメモしろよと思ったり、点を見てもどうしても思い出せない時もあるかもしれないと思ったりしているので最近ではこの技を使っていない。

なので僕は忘れたらその前にしていた行動を思い出して実行することを心がけている。

アイデアとかは大抵これをすれば思い出す。更に一度忘れてしまった記憶をもう一度思い出すとなんだか忘れにくい気がする。僕の主観だが。メモをしない社会人失格者の僕には適した想起方法です。

大事なことは忘れるのに、嫌な記憶はなかなか忘れない都合の良いんだか悪いんだか分からない人間の機能をもう少し進化してやってください神様。

2chの悪趣味なゲロ吐きそうなコピペ見てからたまに思い出して気分悪くなるから本当選択して消したい。ついでに中学、高校の黒歴史も消したきたい。

つまり何が言いたいかというと、お前の大切な1日1日を忘れんじゃねぇぞってこと。嘘、どうでも良いことが8割だから忘れて脳の容量を開けといてください。

日記
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