こんにちは、階段を登るのもしんどくなってきた僕です。
今回は、XOYという無料漫画が読めるアプリで見つけた、「神之塔」という漫画が予想外に面白かったのでレビューしました。
ここから先はネタバレがあるので、嫌いな方はブラウザバックか、下記のリンクから漫画を読んで見てください。
あらすじ
自分の全てだった少女「ラヘル」を追いかけて、塔に飛び込んだ少年「夜」は。塔を登るために、いくつかの試験をクリアしなければならなくなる。
常人じゃクリアすることができない、その異常な試験を夜は仲間とともに、挑戦し続ける。
果たして、夜はラヘルを見つけることができるのか、そして、夜を試し続ける塔に隠された秘密とは。
塔に入るための資格
塔に入るためには、塔から選ばれなければいけない。選ばれた者を、選別者といい、多くが、常人とはかけ離れた力を持つ者のことをいう。
また、極稀に塔に選ばれなかったが、自ら扉を開けて塔に入る者もいる、この者を、非選別者と言う。
非選別者が入ってくると、災いをもたらすと、塔の住人から忌み嫌われている。主人公二十五日の夜も非選別者の1人。
登場人物
25日の夜
本作の主人公。非選別者であり、ポジションは「波使い」
後々、FUGのスレイヤー候補になる。
自分の全てだった少女「ラヘル」を探すために、自ら塔の扉を開けた非選別者である。
因みに、この名前は一部の人にキラキラネームだと思われている。
裏表のない、素直な性格で、争いは好まない。
戦闘に関しては、素人中の素人だが、センスはずば抜けていて、一度受けた攻撃を一瞬で真似でき、化け物扱いされている。
ラヘルに裏切られてから、死んだと思われていたが、名前をジュ・ビオレ・グレイスと変えてFUGの一員として再び登場した。
このことから一連の全ての現象は、全てFUGの策略だったことが明らかになった。
ラヘル
非選別者、ポジションは「灯台守り」FUGの一員。
塔の最上階に登ることを唯一の希望とし、どんなことをしてでも登ろうとする悪女(違うかも)。
自分を探しに来た夜を裏切って、一度、殺しかける。僕が嫌いなキャラです。
まだ、物語は全然続くと思うので、もしかしたら評価が一転するかも!
ヘドン
塔を訪れる者が望むものの価値に相応しいテストを用意する管理人。
見た目はへんてこなうさぎです。(可愛い)
ユリには腐れうさぎと言われています。
きっちりとした言葉遣いの中、どこか信用できなさそうな笑みを時々浮かべます。
ユリ・ザハード
偉大なる10家門のうちの1つ真田家門出身のザハードの姫。
黒の三月の所持者だが始動することはできない。
ランキング500位以内のハイランカーで、天才波使いと言われている。
夜に、ザハードの姫だけがもつことを許される十三月シリーズの「黒の三月」を貸し、普通ではクリアできない課題をクリアできるように補助する。
クン・アゲロ・アグネス
青白い髪の美少年。
名家クン家のご子息様であり、頭が凄く切れる、
中に入れたものを圧縮したり取り出したり、複製したりできる4次元ポケット的な鞄を所持している。
初めは夜が所持している「黒の3月」から興味を持って行動を共にしていたが、次第に親友になっていき、夜のための行動を率先して取るようになる。
戦闘能力も申し分なく、
ポジションは「灯台守り」
人を利用したり、騙したりすることが得意で、計画性がとりあえず凄い、むっちゃ頭良い。
夜と出会ってから、仲間想いになっている気がする。(ほぼ全て夜のための行動だが)
ラーク・レクレイシャー
選別者、ポジションは「槍使い」。
管理人から圧縮の許可を貰っており、小さい姿、本来の姿へと自在に変化できる。
他人のことを「亀」と呼ぶ癖がある。
自分の力に自信があり、他の選別者と比較しても、上位にランク付けされる選別者。
夜のことを黒い亀、クンのことを青い亀と言って狩ろうとしているが、けっこう序盤でめっちゃ仲良くなる。
個人的に凄い可愛いと思うワニさんです。
アナク・ザハード
選別者、ポジションは「釣り師」。
超つええ、トカゲ人間の子ども。緑色の肌と尻尾が特徴。
性格はものすごくワガママで、お姫様気質。(か弱いとは言っていない)圧倒的な身体能力で他の選別者を一網打尽にする。
ザハードの姫しか持つことを許されない、十三月シリーズの始動武器「緑の4月」を所持している。
クラウンゲームでザハードの姫だということが明かされるが、エンドロシによってザハードの姫であった「アナク・ザハード」の娘ということが暴露される。
母であるアナク・ザハードはすでに死んでいて、緑の4月も娘の所有物ではなく、母のものであったことが分かった。
ハツ
選別者、ポジションは「探索者」。
アナクとは犬猿の中だったが、途中から信頼できる仲間になっている。後半では、シビスとアナクと共にチームを組み、最強チームと言われていた。
クンとは仲が悪く、会うたびに喧嘩になっている。二刀流剣士で、「誰よりも高く飛ぶ剣」と「誰よりも低く飛ぶ剣」という技を使い、相手をバシバシ倒していく凄腕の剣士。
僕はこのキャラ結構好き。
シビス
選別者、ポジションは「探索者」。
見た目はスーパーモブキャラで、格好良くないんですけど、めっちゃ格好良いんです。
男キャラで一番好きです。
最初はアナクとハツをチームを組んでいて、色々と2人のことを化け物扱いしていますが、なんだかんだで娘のように可愛がる程大好き。
頭はキレッキレで的確な指示を出す、名リーダー。
戦闘では、基本的に指示を出す化、がむしゃらに皆を守るかしかしない。
エンドロシ・ザハード
選別者、ポジションは「釣り師」。
ユリと同じく、ザハードの姫でありこの娘もすげえ強い。額に小さな角があることから普通の人間ではないことが分かる。
見た目がとてつもなく可愛いので、選別者からはアイドル扱いされている、本人もまんざらでもないが、本命は夜?何にせよ、自分の気持ちに気づくシーンはすげえ可愛い。
ザハードの姫だけあって、同じランクの選別者の中では圧倒的に強い。アナクとは最初は敵対していたが、姪っ娘ということもあり、後半は色々ときにかけてあげる良い子。
ザハードの姫になるまでに、修羅場をくぐってきて、あまり人と深い関わりを持つことはしなかったが、徐々に夜と共に行動することが増えていく。
面白いポイント
分かりやすい、ランク制度
選別者は、塔に登るごとにその資格があるかどうかを問われます。
難しさが、EランクからAランクまであり、頂上に近づくにつれ、ランクはどんどん高くなっていきます。
夜とその仲間たちも最初は皆Eランクから始まり、敵同士でした。
皆、塔の頂上にある何かを求めて、頑張ってランクを上げて塔を登ります。
因みに、塔を頂上まで登った人をランカーと言い、そのランカーにも順位がついている模様。
その中でも、上位の人達をハイランカーといいます。ザハードのユリ姫も500位以内にいるみたいなのでハイランカー。
このランク制度が分かりやすくて、Eランクでもこんな大変な試験なのに、Aランクとかどうなっちゃうんだよってレベル。なので結構わくわくしながら読むことができます。
そんで、夜はEランクだから、このDランクの敵はこのくらい強いのかな?とか妄想できるので楽しいです。
ポジション
釣り師
個別的な活動もでき、リールインベントリーを使って敵を無力化する戦闘の中核ポジション。
ヤリ使い
釣り師が捕らえた相手を槍を使って制圧したり最後方から槍を飛ばして相手を牽制、射殺するポジション。
灯台守り
暗い塔を灯台で照らし灯台で戦闘状況を収集把握し道案内に情報を伝えるポジション
捜索者
戦闘の最前線でオブザーバーを使って相手の動きを探り釣り師の突撃を手伝うポジション
波使い
神之水を操り戦闘を補助し時には神之水で相手を制圧する戦場の支配者
恋愛
メインではないですが、恋愛を匂わせる瞬間がちょくちょく出てきます。
例えば、エンドロシと夜。ザハードの姫で自分を可愛いと思っている傲慢なところを持ちつつ、1人を好む彼女に、夜は純粋に手を差し伸べます。
一度夜は、死にかける(仲間たちからは死んだと思われていた)のですが、エンドロシは忘れることができずに、夜を探していました。
遂に、夜が生きているということを確信した時、仲間に報告する前に、絶対にデートすると固く誓うエンドロシちゃん可愛いです。
更に私服姿の姫様、めっちゃ可愛いです。
誰にも心を開かずに、簡単に人を騙すエンドロシちゃんだからこそ読者にも響く描写がうじゃうじゃでてくるので、とても面白いんだと思います。
結局自分の気持ちに気づく姫様、可愛いです。
超絶ネタバレですが、キスシーンもあります。可愛いです。
ラヘルを追いかけているのだから、夜はラヘルが好きなんじゃ?と思うかもしれませんが、ラヘルへの思いは多分恋愛ではなく、友情として追いかけているのだと思います。
でなければ、凄く気持ち悪いです。後半に分かるのですが、読んだ皆様も恐らくラヘルのことが嫌いになるんじゃないかと思います。読んでいない人も後半確実に嫌いになります。
まとめ
昇ってみたいな、 神之塔 。
XOYのコメントで、ハンターハンター+〇〇(思い出せない)みたいなのを見た気がするのですが、正しくその通りだなと感じてしまいました。
冒険・試験・能力者の混合感が素晴らしくワクワクさせてくれます。
最近流行っているアニメ「メイドインアビス」は地下に進んでいく、対してこの 神之塔 は登っていく漫画、どちらも最終ゴールが明確なので、分かりやすくて好きです!
とにかく面白いので、まだ読んでいない人、読んでいた人、完結していないけど2週目行こうと思っている人、全員におすすめできる無料漫画なので、どんどん読んでね!
みんなのコメント
まだ地獄列車までしか見てないんですが、ラヘルが嫌いになるシーンっていつですか?
僕が単純に嫌いになっただけなのですが、普通に夜を殺すシーン(74話)で心底嫌になりました。夜は全然ラヘルのこと嫌っていないですよね。
普通に読んでればラベルの行動にイライラしてくるよ笑
読んでない人には申し訳ないですが、歩けるのに歩けないふりをして、仲間を騙した上にその仲間を殺したり…いろいろムカつきますね笑
良いハンドルネームですね!
本当その通りです。何故ラヘルの味方をする奴らが現れるか分からないぐらい嫌い!
でも、クンさんが読者の代弁してくれているから、若干スッキリしています(笑)
ソバカスはホアキンに殺さて、どうぞ。
ですね、ホアキンすら利用しようとしているところが更に殺意MAXです
でも夜を落としたのってFUGに指示されただけですよね。力のない人が悪い奴に利用されるのは世の常です。貴方は裏切ったニアにも当然だ 死ねって思いましたか? それにFUGの協力者なんだからスレイヤーとして生まれ変わることも知っていただろうし、落としたことを恨むならファリヨンやユタカに対して恨むようなものです。それに人を騙して殺して蹴落として塔を登るのは塔のルール上仕方のないことでは。個人的にはラヘルには同情します。才能のない女の子がただ星を見たいと強く望んだだけなのに、夜に様々なことを教えてあげて愛着を持たれたばかりに、FUGに利用されて夜を傷付けさせられ、裏切り者として生きるしかなく、それでも塔を登り続けるも、1話から追いかけて欲しくないと伝えてた夜に執拗に追いかけ回され邪魔をされボロボロにされる。。正直ラヘルを貶す方が理解できないです。
当然、そういう意見もありますよね〜。
今のところ、変わらず大嫌いですが、続きを読めば見方が変わってくるかもしれませんね!
ですね。なので 後半読めば確実にラヘルを嫌いになるというのはかなり違和感があったのでコメントしました。主人公達がラヘルを憎むのは当然分かります。ただ我々読者は神の視点で見ることができるんです。物語を多面的に読みラヘルの視点にも立つことが出来れば「ラヘル死ね」というような子供っぽい感想はでないと思います。
25日の朝さん まずラヘルは誰も殺してません。夜はピンピンするどころか仲間を守るための大きな力を手に入れましたし、ダンは結局 チーム1の足は健在で未だに前線にいます。正直敵なんですから殺されてもしょうがないところです。ダンに至っては殺すところをラヘルが止めてます。騙すとか殺すが問題ならクンは試験で見方のシビス達Bチームを本気で勝つ気があると騙してわざと敗北に導きましたし、塔を登るためなら騙しも殺すこともどんな汚い手も厭わないスタンスです。エンドロシは恨みもない姉妹を食い意地というゴミみたいな理由で皆殺しにしてますし、同じ試験の人を必要もないのに二人掛かりでラヘル以外皆殺しにしてます。これらと比べたらラヘルは優しいまでありますよ笑 だからクンもエンドロシもカスだって訳じゃなくて塔のルール世界観的に仕方のないことなんじゃないでしょうか。みんな自分の大切なものを欲望のためなら他者を蹴落とさなければ登れない。人それぞれ望むものや大切なものがあり、ラヘルにとってはそれが夜やクン達ではなかった。ただそれだけの話では? 騙す騙される 殺す殺される は塔のルール上 そして塔を登るという意味 からして当然のことではないでしょうか。
擁護派って本当に気持ち悪いくらい長文だし理屈っぽい。誰も殺してない?殺してるしww
長文でワロタ