どうも、死ぬ前に飲みたいものはマックスコーヒーな僕です。2chのまとめサイトとか見ていると、最近頻繁に出てくるのがこの、 死役所 という漫画のバナー。
あれ、うざいですけど、絶妙に中身が気になる上手な誘導していますよね、本当に憎たらしいです。
そんで、まんまと気になって、読んでみたところ、意外と面白かったので、一話だけレビューしたいと思います。
死役所 とは
死後の世界の市役所です。
死んだ人を迷わせないように、その後の手続を済まし、天国や地獄に誘導する場所になります。
死後の世界では、案内係が存在し、死んだ人をナビゲートします。
実際に僕も死んだらこんな感じで、人間界のような構造になっていたら、個人的には嬉しいですね。
この漫画を読んで、案外ほっとした部分もありました。
それでは、第一話のレビューに入ります。
第一話のネタバレレビュー
物語は、ある男の子が自殺したところ始まります。
自殺理由は、同級生からのひどい虐めによるもので、虚ろな目をして死後の世界へやってきました。
ぐにゃぐにゃに折れ曲がった、自分の足、ですが、不思議と痛みはありません。
そこへ、死後の世界の市役所、死役所の総合案内、シ村と出会います。
「自殺ですね?」と男の子に声をかけるシ村。
そのまま受付へと案内し、自殺した場所や、方法など事細かく、書類に書くように指示します。
何でも、成仏するために必要な書類なんだとか。
いじめを受けて死んだ本人にとって、結構嫌ですよねこれ。
それでも、男の子はちゃんと書きます。
それでは、この手続きをしないとどうなるのでしょうか?
いわく、「冥途の道」に行くことになるそうです。
なんとも、アキバっぽい匂いがする道ですね。
この冥途の道は想像すると、とても怖いです。
生きている世界と、死役所の間にある場所で、本当に何もなく、真っ暗で広い世界です。
仮に手続きをすっぽかしてしますと、この冥途の道をずっと永遠に彷徨うことになります。
シ村さんは男の子に遺書を書いたかと問いかけます。
男の子は遺書を書いていないが、日記はあると答えます。
さらにその中には、自殺原因は、再婚した両親にもあると書かれていることが明らかになりました。
ただ、肝心の日記は処分されているかもしれないと推測されます。
そうなると、いじめを受けて自殺したという事実が次第に薄れ、犯人も自覚なしに事態は風化していくと伝えるシ村さん。
男の子は、ショックを受けて、ふらりと外に出てしまいました。
そりゃあそうですよね、意味もなしに自殺したことになりますから。
男の子はふと考えます。
僕の死体を見て、お義父さんとお母さんはどう思ったのかな?と
結局どうも思わないよな、無関心だったしと、悲しくなる男の子。
そんなことを考えていると、なんと自分をいじめていた犯人に死後の世界で遭遇します。
犯人は何故か血まみれで、いきなり男の子になぐりかかります。(痛みは全くありませんが)
そして、犯人はこう言います。
「お前が自殺したから、俺が殺された」と。
そう、犯人は殺されたのです、では一体誰に?
「親父だよ、てめーの!」
お義父さんは、息子のために犯人を車で轢き殺していました。
無関心だと思っていましたが、自分のことをちゃんと考えてくれていました。
お義父さんは、しっかり、男の子に歩み寄ろうとしていたのかもしれません。
犯人は、そのまま天国へ行くと歩を進めました。
男の子は、お義父さんに感謝の意を伝えたいと冥途の道を彷徨うことを考えています。
生まれ変わって、会うことはできないのか?と尋ねると
どうやら、ここはあくまで案内所、審判は別で下るそうなので、詳しいことは分からないそうです。
そのことを知らない犯人は、悠々と天国へ行けると上機嫌でしたが、悪質な強要や傷害、間接的な殺人罪で地獄へと叩き落とされました。
男の子は結局、冥途の道ではなく、成仏を選びます。
もしも、ここにお義父さんが来た時はありがとうと伝えてくださいとシ村さんに言います。
シ村さんは、OKと承諾し、男の子を見送りました。
最初は怪訝そうな不安そうな、絶望している顔つきの男の子も最後は笑顔で成仏しました。
死役所とはこういう場所かと思える、素晴らしい第一話でした。
死役所 まとめ・感想
因果応報。
すっきりとしたラストで、納得の一話でした。
悪いことをした人は、それ相応の罰を受けなければいけない、ということと、自分が気づかないだけで、思ってくれている人がいるということ気付かされた漫画でした。
今回は自殺でしたが、これから先の話には恐らく、色々な理由で命を失った人達が出てくると思います。
何故そうなったのかという理由と、そこからどうなる!?というストーリーがこの漫画の肝だと思うので、これからが楽しみです。
特にいま現在、死役所で働いている人はなぜ、ここで働くことになったのか、ということにも、妄想して、これから楽しんで読んでみることとします。それでは、また明日!
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