どうも僕(@boku_alone)です。本記事ではワードプレスで自動で動画まとめサイトが作れる無料プラグインの紹介をしたいと思います。
あー何もせずに勝手に記事が投稿されて、PVが増えて、小銭が入る方法ないかな〜・・・せや、AUTO YOUTUBE SUMMARIZEを使おう。
このサイトは僕のレビュー記事もありますが2chのまとめなどまとめサイト的な要素もあります。全てはトラフィックを稼げるかという実験から始まったのですが今では2chのまとめ記事がトラフィックの8割を占めるようになりました。
そこでYoutubeの動画もまとめたいなと考えてこのプラグインを発見しました。導入方法や気づいたことまとめたのでご参考ください。
プラグインの概要
ワードプレスの無料プラグインです。一部有料部分がありますが基本的に必要ありません。
プラグイン名 | Auto Youtube Summarize |
バージョン | 1.2.5 |
最終更新 | 5か月前 |
有効なインストール | 70+ |
WordPressバージョン | 4.5以降 |
このプラグインでできることは以下の通りです。
- 検索キーワードの設定
- 検索時のオプション(有料)
- 動画抽出期間の設定(◯日前までに投稿された動画のみで抽出可能)
- 一度に抽出する動画の最大数の設定
- 投稿名の編集
- コメント名、内容、コメント表示の個数を編集
- 投稿内の記事最初のコメント設定
- 2番目の動画掲載時につくコメント設定
- 動画概要掲載後のコメント設定
- 概要欄を表示させる番号の設定
有料版にアップグレードすることで、検索キーワードの詳細設定が可能になります。
まずはデモサイトをみてどのようになるか確認しましょう
さて、導入しますかね。
プラグインの導入方法
Google APIキーの設定をしましょう
こちらのリンクからプラグインをダウンロードし、お使いのワードプレスにインストールしましょう。
インストールできたら有効にします。
ワードプレスの左のメニュー>設定>動画まとめサイト構築プラグインを選択。
これがセッティング画面なのですが、まずはGoogle authキーの取得をしなければいけません。
まずはGoogleアカウントを作成しましょう。Gmailとか持っている人は既に持っているはずなのでここはスキップ!
その後こちらからGoogle Cloud Consoleにいきましょう。
左上のメニューからAPIとサービス>ダッシュボードを選択し、画面上のAPIとサービスの有効化をクリックします。
APIを検索する画面へ移るので、ここでYoutube Dataと検索し、Youtube Data Api v3を探し、有効化します。
有効化が完了したら、メニューのAPIとサービス>認証情報>認証情報を作成>APIキーを押し、APIキーを発行します。
そしたら、先程取得したAPiキーを動画まとめサイト構築プラグイン>Google auth キーでAPIキーを入力してください。
お疲れ様です。これでキーの設定は完了なので下部の保存ボタンで一旦保存してください。
記事の作成をしましょう
それでは、続いてYoutubeから動画を抽出して記事を作成する詳細な設定を行っていきます。
どんな動画を抽出するか設定
まず検索キーワードを入力しましょう。例えば猫の動画まとめサイトを作る場合は、猫と入れてください。詳細に検索したい場合は,で区切ってキーワードを入力してください。
その下にある検索時のオプションは有料です。使いたい場合は5,000円払ってアドオンを購入してください。デフォルトではキーワードの関連順に抽出する設定ですが、アドオンを購入すると最新順や人気順などさらに絞り込みができます。
続いて、動画の投稿日時で絞り込みをしましょう。これはやらなくてもいいけど、絞らないと同じ動画が抽出されちゃう可能性が高まるのでやっておいた方が良いです。因みに同じタイトルの記事は投稿しないみたいなのでご安心を。
僕はとりあえず1にしときます。
一度に抽出する動画の最大数を設定します。
設定したキーワードに対して収集する動画の数を示しているのですがお好きな数字を入力します。公式では特に理由がなければデフォルトを推奨すると書かれていました。
記事のコメント部分の設定
70%ぐらいにきました。あとちょっとですよ。
さて投稿名を設定します。記事内のまとめサイトのようなコメントの名前を指定できます。
よくあるのは風吹けば名無しとか、名無しさん@サイト名みたいなやつね。
続いて記事内にコメントを何個表示させるか設定します。これも好きな個数入れてください。
ほんで概要欄を表示させる番号も決めましょう。これはYoutubeの動画の下にある投稿主のコメントみたいなやつね。あれを掲載するコメントの順番を何にしますか?って話。
設定できたら記事最初のコメントを設定します。これは記事の一番最初に掲載する内容を決定します。デフォルトでは%title%って動画が話題らしいぞになっていますね。%title%が面白い件についてみたいな感じで自由に設定してみてください。
因みに%〇〇%の箇所が自動で変化します。
%id% | 動画ID |
%like_count% | 動画高評価 |
%dislike_count% | 動画低評価 |
%comment_count% | コメント数 |
%title% | 動画タイトル |
%description% | 動画説明文 |
%publish_at% | 投稿日時 |
%search_keyword% | 検索キーワード |
%viewCount% | 閲覧数 |
%channel_title% | チャンネル名 |
%description_index% | 概要欄を表示させる番号 |
その下の2番目の動画掲載時につくコメントも変えたければ設定しましょう。別にここは変更しなくても良いと思います。下図みたいねやつね
そしたら、その他コメントも変えたければ設定しましょう。ここも特に変えたい要素なければ変えなくても構いません。
あと3つです!
コメントを◯個表示するという箇所はワードプレスのコメント欄に自動で付与するコメントの数を設定できます。一個で良いと思います。下記みたいなやつね。
もし上記の機能を使用する場合はその内容を指定します。そして最後にコメント投稿者の名前を予め指定しておきます。
やった!長かった!これでプラグインの設定は終わりです!
使ってみた感想
無料でここまでできるプラグインは中々ないので労力をかけずに手軽にYoutube自動まとめサイトを作成したい方にはおすすめかもしれません。
ただ、使用する際に懸念点が3点あります。それは以下の通りです。
- 低品質なコンテンツが量産される
- 自動でカテゴリーで分類できない
- 同じ動画が抽出されてしまう
低品質なコンテンツが量産される
基本的に全てコピーです。オリジナル要素は皆無で総文字数が300文字程になるのでGoogleにインデックス (検索画面に載ること)されても検索順位は恐らく低いです。
そういった記事が大量に量産されるとGoogleからペナルティを食らいサイト単位で丸ごと検索順位が更に下がったりそもそもインデックスされないといった現象が起きます。これが一つ目の懸念点です。
自動でカテゴリー分類できない
あくまでYotubeのAPIを使用した簡易的なプラグインなのでカテゴリーやタグなど詳細にカスタマイズすることができません。
なので、全ての記事が「未分類」というカテゴリーに入ってしまいます。
これはユーザービリティ的にもあまり良くありません。例えば巷で話題の動画まとめサイトを作ろう!となった時に怖い系の動画やお笑い系の動画が一つのカテゴリーに混在します。
ユーザーはお笑い系の動画を見たいのに怖い系の動画など自分が見たくないものがちょこちょこ紛れていたら使い辛いですよね。
キーワードを検索してリンクを踏むところまでは良いと思いますが、目的のコンテンツが見当たらない場合直帰してしまいますので当然検索順位にも響いてきます。これが二つ目の懸念点です。
同じ動画が抽出されてしまう
一度抽出したコンテンツは再度抽出しないというような設計になっていないので同じ動画も何度も抽出してしまいます。同じタイトルのものは投稿しないという作りにはなっているみたいですが更新頻度が下がると思うのでご注意ください。
ということで残念ながら僕の理想を叶えてくれるプラグインではなかったので現在では停止状態になっています。
中身を下書き状態に止めるようにしたりするなど、自分なりに少しカスタマイズしてたまに動画を抽出するだけの目的で今は使っています。便利っちゃ便利です。
まとめ
自動で動画まとめサイトを作ることは決してオススメできるものではありません。ですが以下のような使い方ならありなんじゃないかなと考えています。
- トレンドの動画を抽出する
- その動画に対する反応をTwitterやYoutubeのコメント欄から引用する
- 自分のコメントや補足、動画の間違いを指摘するなどオリジナル要素を追記する
自動ではないのですが、上記のような使い方なら重複コンテンツや低品質なページにはならない(内容による)のでペナルティにも引っかかりにくいと思います。
検索したキーワードに応じてYoutubeの動画を自動で抽出してくれる機能はそこそこ便利なのでその点は利用しても構わないと考えています。
道具をどう使ってユーザーが欲する情報を与えるか考えてみてください。
自分で全てカスタマイズできるのなら自動でも良いかもしれませんがプログラムの知識がない人は半自動で止めておいてオリジナルコンテンツを作成する努力をした方が良いと思います。
みんなのコメント