
いつものように僕は、電子の海で踊るように目を光らせた。そこで奇怪なサイトを見つけたのだった。

なんやそれ。

まぁた何の役にも立たないもの見つけてきたんだね。

驚くことなかれ、この機械はどんな言葉も福本語・・・つまりカイジに出てくるような言葉に変換してくれるんだ。

ほーん、いっちょやってみっか。

使い方は簡単、左側のテキストボックスに好きな単語や文章を入れて、レベルを決めて翻訳ボタンを押すだけさ。

レベルってなんや。

このレベルが高ければ高いほどカイジ度が増します。

はえ〜じゃあ「こんにちは、うんちが漏れそうです。だからコンビニのトイレを借りることにした。」この言葉をレベル1で翻訳してみてくれや。

え、うん。

迫真さが増したな。

それじゃあレベル2にUP。

レベル32ぐらいになっていない?

いや、これがレベル2だよ。次は最大レベル4にして翻訳するよ。

おいおい、ギャンブルって単語が割り込みしてきてるんですけど。

ちょっと面白いでしょ。次は別の文章を翻訳してみるよ。そうだなぁ、吾輩は猫であるの冒頭の語りにしてみようか。

吾輩は猫である。名前はまだ無い。どこで生れたかとんと見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。吾輩はここで始めて人間というものを見た。ってやつね。

それじゃあ翻訳!

うわぁこれは凄いな。突っ込みどころが満載だ。

とっても感情が篭っているね。ニックネームはまだ皆無ってところが語呂が良くて好き。

ふむ、それじゃあ次は走れメロスで。

原文はこれ!メロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。メロスには政治がわからぬ。メロスは、村の牧人である。笛を吹き、羊と遊んで暮して来た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。今日未明メロスは村を出発し、野を越え山越え、十里はなれた此このシラクスの市にやって来た。メロスには父も、母も無い。女房も無い。十六の、内気な妹と二人暮しだ。翻訳スイッチオン!

凄い…圧倒的文字量。

内気なナイス妹と二人暮らしだってところが急に現実感があって草

猫さんもっと頂戴、もっと。

しょうがないなぁ、次で最後だよ。名言からニーチェの「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」にしようか。

お、なんかこれはそれっぽい。福本さんの漫画でありそう。

深淵も言うまでもなくここっ・・・ってところそれっぽいよね。

因みにこのサイト他にも翻訳機能がついているのだよ。

あ、そうなんだ。

桃太郎(桃太郎さん、桃太郎さん、お腰につけた黍団子、一つわたしに下さいな。)を代表的なノムリッシュ翻訳ってやつで翻訳してみるとこんな感じ。

桃太郎をモスモストゥス・ロスウと訳すセンスよ。

そうだ、これは夢なんだ。ぼくは今、夢を見ているんだ。

っていうWEBサービスの話でした。

うーん、これはカイジが霞むw
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