ネットで昔話題になった黒猫事件を紹介します。
丑満時、黒猫に母親を殺されると証言したある女の子のお話です。
黒猫事件の概要
2000年3月21日の午前2時、佐賀県佐賀市のある消防署に119番通報が入ってきます。
電話先は当時9歳の女の子。
「お母さんが血を流して倒れている。猫にかまれたみたい」
という耳を疑うような内容でした。
救急隊員が急いで駆けつけますが、2階にいる女の子は怖がって1階に降りて玄関の鍵を開けることができなかったので隊員はハシゴを使って2階に上がりました。
そこには血を流した母親の姿があった。
布団の上で仰向けに倒れ、首から出血(切り傷)既に亡くなっていました。
1階の勝手口は開いていたが室内に物色した形跡は無く凶器も見つかっていなかったと言います。
女の子の証言では前日夜21時ごろ就寝したが、母親はまだ起きていて何時に寝たか分からないとのこと。
因みに夫は既に亡くなっており母親との二人暮らしでした。
事件解決・・・?
2000年7月7日、警察により犯人が逮捕される。犯人は無職の当時34歳の男性でした。
犯人は元保険会社の契約社員で、殺害された母親から約700万円を騙し取っていたことが分かりました。
バレたくない一心で母親宅に侵入し、娘の隣で寝ていた母親の首を刃渡り12.2cmのアウトドアナイフで刺しました。
気になる判決
2000年7月28日、裁判所で犯人は、殺害動機は詐欺の発覚と、買い物の付き添いや長女の送り迎えが煩わしくなったと語っていました。
裁判で検察は無期懲役を求刑するも、結果は懲役18年の判決でした。
黒猫とはなんだったのか
考えられる理由は3つあります。
- ショックによる錯覚
- 犯人による口封じ
- 鍋島化け猫騒動を信じた
①ショックによる幻覚
娘が母親が殺される瞬間をハッキリ見てしまった場合、かなりの精神的ショックがあるはずです。
さらに時間も丑満時だと思うのでそれまではぐっすり眠っていたことでしょう。
眠気眼で母親が殺される瞬間を見たらもしかすると、犯人を大きな猫と見間違えてしまうことも可能性としてはあると思います。
②犯人による口封じ
犯人と直接対面したかは不明ですが、もし対面してしまった場合犯人による口封じがあったかもしれません。
俺のことを誰かに話したらお前も殺す的なことを言われたら警察からの事情聴取で本当のことを言えませんよね。当時9歳なので尚更です。
③鍋島化け猫騒動を信じた
①と少し似てますが、直前まで寝ていたので頭が正常に機能していないはずです。
事件があった場所は佐賀県佐賀市の鍋島と言われています。
鍋島は化け猫騒動という昔から語り継がれている伝説があります。
少女はもしかしたらその話を知っていて化け猫が母親を殺したように本当に見えてしまったのかもしれませんね。
黒猫ということで、犯人が犯行時に黒い衣服を纏っていたのか、暗かったから黒以外の服を着ていても黒に見えてしまったのか・・・真実はその女の子だけが知っています。
まとめ
ネットの情報だと娘が犯人なのではないか?という説も出ていますが真犯人が捕まっているのでそれは無いでしょう。
色々とインパクトが強い事件ですが不思議と知っている人は多くありません。もしかしたら少女のためを思って報道を規制したのかもしれませんね。
今回の犯人は日頃から母親と面識があった親しい人物だったので娘さんも犯人の顔をもし見ていたら、よりトラウマが加速して何も信じれなくなりそうですね。
皆さんといつも仲良くしてくれる人も、もしかしたら闇を抱えているかもしれません。
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