セキュリティ対策を何も行ってきていない僕が今更ながら昨今の情報社会の恐ろしさに震えたのでアプリを導入しました。その名もOverSightです。今回はこのアプリを紹介していきます。
OverSightとは?
元NSAなどで脆弱性の解析を行い、現在脆弱性チェックサービスSynackのR&D部門でディレクターを務めるPatrick Wardleさんが発表した、セキュリティアプリです。
このアプリはインストールすれば常駐してくれて、カメラとマイクが不正に使われていないか把握できるアプリです。カメラとマイクを使用とするとポップアップで知らせてくれます。
そしてもちろんこのアプリは無料です!
使い方を簡単に紹介
まずはOverSightアプリをインストールしてください。
するとメニューバーに傘のアイコンが表示されます。試しにカメラを使用するアプリを何でも良いので開いてください。今回はChromeでカメラを使用するサービス(MEET)を開いてみます。
すると上図のように通知が表示されます。allowをクリックするとアプリをそのまま使用できますが、blockをクリックするとカメラのアクセスを強制的に遮断することができます。
アクセスを許可した媒体でも通知は飛んできます。
このアプリやサービスはカメラとマイクのアクセスを許可しても問題ないと判断できたらホワイトリストに入れておきましょう。下図のような通知でYes,AlwaysをクリックすればOKです。
因みにメニューバーの傘マークをクリックすると、Active Devicesにアクティブなデバイス、Inactive Devicesにアクティブでないデバイスが表示されます。
カメラやマイクが利用中かどうかが一目瞭然です!安心です。
FacebookのCEOであるマークザッカーバーグさんはご自身のノートパソコンのWebカメラ部分にシールを貼り付けて対策しているようです。が、しかしダサい。
因みにカメラカバーはamazonでも購入できます。
カメラ対策ができたとしても、マイクをハッキングされて気づかないうちに音声を録音をされる可能性もあります。(その音声を使って脅しとかね)
前まではそういった有害なサイトやアプリを入れなければどうってことはなかったのですが、新しく盗撮手法が発見されました。
それは、事前にマルウェアに感染させといて、ユーザー本人がSkypeやFaceTimeアプリなどを起動したタイミングで、既にMacに感染したマルウェアがアプリの起動を感知し、盗撮を行うという斬新な手法です。
なので、盗撮が今行われているか否かがすぐに確認できる術が必要なのです!
まとめ
この前、監視カメラが不正アクセスによって、誰でも確認できるようにハッキングされていたというニュースを目にしました。
PCを使って如何わしい動画などを見ている方は、もしかするとカメラがハッキングされて口では言えないあんなことやこんなことが勝手に全世界にアップされている可能性があります。
Oversightを起動しておけば、カメラやマイクに対するアクセスが常駐監視され、カメラを使用するアプリが起動した際に利用を許可するかどうかを確認できるようになります。
不安な方は無料なので是非インストールしてみてください。因みに僕はMACでAVは見ません。
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