amazonでまともな商品を探し出すコツは、レビューと規約

amazon

本記事ではamazonでサクラや捏造などとんでもない商品を回避して可能な限りまともな商品を見つける方法をまとめています。本当に欲しい商品が出てきたときに是非ご活用ください。

レビューについて

購入検討する際につい参考にしてしまうのがレビューです。これが高評価だとかなり信頼してしまいますよね。しかしながら随分前からamazonレビューはサクラに荒らされてしまい真実が捏造されているケースも多いです。ここではレビューに関して、まともな商品を割り出す方法をまとめました。

サクラチェッカーを使う

僕も以前の記事でレビューしています。サクラが関与している商品かどうかをチェックできるwebツールです。

Amazonのレビューがサクラか判断できるサクラチェッカー爆誕
昨今Amazonでは中華製品が軒並み増えています。何故ならサクラが高評価でレビューをすることにより人気商品と錯覚し、表示順位が底上げされるか...

わざわざサクラ業者に潜入して培ったアルゴリズムで構築しているのでそこそこの信頼性があります。

ただtwitterなどのSNSで反応をチェックしてみると精度がイマイチだったという声もあるので鵜呑みにしないようにしましょう。

しかし商品に関して様々な情報が分かるので、購入を検討している時であれば一度チェックをおすすめします。

名前が日本語のフルネーム

日本人がレビューしているからこの投稿は安心だよねという考えを誘おうとしている悪質な手口です。(フルネームでレビュー投稿を真面目にやっている人も中にはいるので質が悪い)

ちょっと前は中国人?みたいな名前のレビュー投稿が見受けられましたが、昨今では日本人のレビュワー(転売屋)を雇ってサクラ行為を行うケースが横行しています。

トレンドとしてはフルネームでレビューしているみたいなので念には念を入れてチェックしましょう。

極端に高評価、低評価が多く無いか調べる

正常なレビューだとこんな感じになります。正規品のゼンハイザーのヘッドフォンです。

正常なレビュー分布

最高評価の割合が多く占め、低評価もかなり少ない、良い商品ですね。

このような分布は統計学上、正規分布と言われ、上図のようにアルファベットのFのような形になります

逆に不審なレビューの分布が下図です。

不審なレビュー分布

こちらは中国製のよく分からないワイヤレスイヤホンのレビュー分布です。サクラチェッカーも当然引っかかりますし、不自然にレビュー数も多いです。

高評価が極端に多いですが、星2~4を差し置いて一定数最低評価があります。

これは最初にサクラで集めた高評価レビューに、騙された可哀想な購入者が怒りの★1つを付けるとこのような形になります。

Apple正規品のAirpodsが若干分布がおかしかったので一概には言えませんが、一つの見分け方になるかと思います。

amazonで購入の記載に騙されないようにする

実際に商品を購入すると下図のように“amazonで購入”というラベルが付きます。

amazonで購入

実際に購入しているのだからサクラじゃないよね、と考えがちですがそれは違います。

それは昨今のサクラレビューの流れを理解すれば頷いて頂けるはずです。以下のような流れです。

  1. 企業が日本人に対して、”★5レビューを書いてくれたら返金します”とサクラを集う
  2. その企業にサクラ日本人が賛同
  3. サクラ日本人が商品を購入する
  4. サクラ日本人が商品を★5でレビューする
  5. サクラ日本人に企業から返金される
  6. サクラ日本人は商品をメルカリなどのフリマアプリで転売する

ということで、サクラレビュワーも現在では商品を実質無料で購入できるので、“amazonで購入”のラベルも簡単に付けることができるのです。

こんなもの信用もクソもないので、参考にはしないようにしましょう。

因みに実態を知りたい方はfacebookで以下のように調べて怪しげなコミュニティに参加すると確認できますよ。

facebook検索バー

amazonの出品規約を守っているか確認

商品名の頭にブランド名が付いているか見る

amazonブランド名

これを伝えるにはタイトルにモザイクをかけられなかったので、せめてもの画像にモザイクをかけときました。1個目と3個目はブランド名、もしくはメーカー名が先頭についています。

それに比べ、2個目と4個目は商品の説明が先頭に来ています。これはamazonのポリシー違反なのでルールを守っていないことになります

ルールを守っていないところより守っているメーカーの商品の方が信頼に値しますよね?なので一つの調べ方として活用してみてください。

商品名が極端に長くないか見る

これはとても分かりやすいです。まずはAppleの商品名を見てみましょう。

apple airpodsのamazonにおいて名前

はい、とてもシンプルで分かりやすいですね。

それではこちらの商品のタイトルを見てみましょう。

ワイヤレスイヤホンの長い名前

どうしょう、沢山キーワードが詰め込まれていますね。まだタイトルが続いているのですが長過ぎると、”・・・”が後ろにつきます。

何故ここまで長くしているかというとSEOのためです。SEOは”Search Engine Optimization”の略で、検索で上位表示させるために最適化する行為のことを指します

昔のGoogleのSEO対策ではこういったタイトルにキーワードを詰め込んだものが上位表示されていた傾向がありますが、今では全くもって効かないどころかペナルティを貰う危険性まであります。

amazonの検索エンジンがGoogleと同じものを使っているかは不明ですが、アルゴリズム的には似たようなものを使用しているかと思います。

なので、直帰率や滞在時間、もしくは購買に至ったか、レビューの評価、数などが上位表示のファクターになっていることでしょう。amazonに至ってはサクラがまかり通るので簡単にSEOも操作できてしまうでしょう。

長くなりましたが、こういった素人が考えそうな無理なSEO対策を行っている業者が販売している商品は注意深く見て行った方が良いと思います。

ブラックなやり方で上位表示を目指すということは、サクラ行為などもやりかねないからです。

信頼できるメーカーや、シンプルなタイトルの商品を購買対象の選択肢にしましょう。

メイン画像に文字が入っているものが選ばない

amazonサイトにおいて、メイン画像に文字を入れることはポリシー違反です。違反をするケースは

  1. 知っててやっている
  2. 知らなかった

のパターンが考えられますが、2は楽天など他のサイトから来た人やチェックを忘れている人がいるので仕方がないと思いますが、知っていてやっている人は他にもポリシー違反を行っている可能性があります。

そういった、決まりを守らないという点にフォーカスするとサクラなど悪質な行為をやっているかもしれないので要注意してください。

二枚目以降に文字が入っているものは対象外なので安心してください。

レビューを見る時は、悪い評価から確認する

恐らく多くの人は以下のような購買フローをすると思います。

ユーザー

ワイヤレスイヤホン欲しいから検索したろ。

ユーザー

お、これ値段も安くてよさげやん、ちょっと見たろ。

ユーザー

なるほど、こういう商品なんか・・・ええやん。レビュー見てみるか。

ユーザー

低評価のレビューもあるけど、基本高評価ばっかりやんけ、買うたろ。

自分が購入する理由を強めたいために低評価レビューをあまり見ずに高評価を確認しがちな人が多いと思いますが、逆に低評価から確認しましょう。

★1〜★3を80%で★4を20%確認しましょう。★5は汚染されているケースが多いので見なくて良いです。

汚染されているケースは以下のような感じ。

amazonレビュー1

amazonレビュー2

amazonレビュー3

信じられないだろうが、このレビューはスマホのガラスフィルムに投稿されていたレビューです。

しかも何件か参考になったというチェックが付いているものもありました。

因みに一枚目の英語のレビューはギターのチューナーのレビューを何故かスマホのガラスフィルムのページで発見しました。

このように高評価は役立たずなケースもあるので、低評価からチェックしましょう。ずっと参考になります。

参考になったが沢山付いていようが信用しない

人がいれば、いくらでも捏造できます。

☆4、☆5において“参考になった”が沢山付いているレビューでも信用しない方が良いです。

逆に☆1、☆2、☆3“参考になった”はある程度は信用しても良いでしょう。

但し中身を良く確認してください。評価が低めのレビューでもサクラが入り込んでレビューの中身はベタ褒めのものがあります。

これは高評価すぎて逆におかしいと思わせないようにわざと悪い評価を付けてバランスを取る手法です。

なので、☆1、☆2、☆3のレビューがしっかり星の数に沿った内容になっているか確認するようにしましょう。

異常な割引率かどうかチェック

一度もその定価で販売したことがないのに高額な定価をつけ、大幅に割り引いてお得にみせかけるショップがいます。この行為をする業者の中にはサクラレビューをするショップが多く存在しているそうです。例えば以下の商品

amazon異常な割引率

まさかの80%OFFです。レビューの星の数も怪しいですね。基本的に★5は信用しないようにしましょう。

こういった商品でまだ何となく信用できそうなのは、商品が在庫限りで数年や数ヶ月など長いスパンで値段が少しづつ下がって安くなったというケースなどです。

それではこちらの商品の金額の推移をkeepaで調べてみましょう。

keepa

ここ一ヶ月で始まりの金額は4,000円ぐらいですね。それが3,000円ぐらいに値下がりして、amazonのセール時に2,000円代になっています。そこからまた3,000円代に戻っているので基本価格は3,000円ぐらいっぽいですよね。

とてもじゃないが元値が¥20,000近くの商品の値段の動きじゃないです。

サクラチェッカー

サクラチェッカーで調べたら案の定の結果でした。こんな感じで異常な値引率があった場合気をつけましょう。

amazon’s Choiceを信用していませんか?

amazon’s Choiceは、安い、早い、高品質な商品をアマゾンが選んでオススメする仕組みです。

こんなマーク見たことありませんか?

Amazon's Choice

amazonが選んでるんだから、そりゃ質が良いわなと思わないでください。

これは社員が一個一個商品を見てラベルを付けているわけではありません。一定のアルゴリズムで自動で付与されます。

サクラレビューを未だに見抜いていないamazonのアルゴリズムで選ばれた商品ということになりますが、ラベルがついているからと言ってその商品を全面的に信用できますか?

安い、早いは合っているかもしれませんが、高品質ではない商品も紛れているかもしれません。

思考停止で購入するのではなく、一度疑って再度レビューを見直してみてください。

スポンサープロダクトを理解する

amazonスポンサープロダクト

スポンサープロダクトの意味はご存知ですか?公式サイトにこのような説明がされています。

amazonの広告サービスでは、お買い物の過程における、商品の認識から購入に至るまでの、あらゆる段階にいるお客様にリーチして、関心や行動を生み出すことができます。検索結果の1ページ目や商品詳細ページなど、お客様の目につく場所に広告が表示されます。広告主は、広告の表示先をターゲティングするキーワードや商品に、入札額を設定します。関連性がある入札オークションで勝った場合には、広告がお客様に表示されます。

(引用:amazon)

つまり、表示順オークションということです。

お金を払えば“スポンサープロダクト”という表記が付くものの、どんな商品でも表示順をあげることができます。

サクラレビューと、この原理を知らないと「あ、この商品はおすすめ順で並び替えて上位表示されているしレビューの評価も良いから質が良いんだな」と勘違いしてしまうのでしっかりと確認しておきましょう。

勘違いして欲しくないのは、スポンサープロダクト=粗悪品と考えないことです。誰もが知っている有名ブランド(例:Bose、SONYなど)もスポンサープロダクトとして表示されているので、チェックだけしましょうねってことが言いたいのです。

Twitterまとめ

ちょっと参考になる商品の選び方でも。amazonで商品を選ぶサクラレビューよりも「タイトル先頭にブランド名かメーカー名が入っているものがおすすめ。」です。理由はそもそもタイトル先頭にブランド名、メーカー名を入れることは【必須】で破っているやつは規約違反だからです(続く1 pic.twitter.com/lf9oweMhbB
ブランド名、メーカー名を先頭に入れていないのは大抵「規約違反をしていると自覚無いか、してても恐れていないやつ。」すなわち、サクラレビューもガンガン入れている可能性も高く、おすすめできません。だからサクラレビューかどうか判断するよりも、こっちが先(続く2
この話って出品者の中じゃ有名な話です。規約を守っているセラーは規約を守っているのでちゃんと売っているところは多いです。あと他にもメイン画像は白抜きであるとかも個人的には必須です。amazonはメイン画像は白抜きじゃないと【規約違反】です。(続く3
こんな感じですね。メイン画像に文字が入っているのは規約違反です。イラストあるのもダメです。他にも細々ありますが、だいたい「タイトル」と「メイン画像」の見方を覚えておけば、サクラレビューが少ない商品にたどり着けますよー。amazon出品者ならではの見方ですが参考程度にどうぞー(´・ω・`) pic.twitter.com/r8FkCDqNQm
こちらamazonの規約から抜き取った1文。規約違反は削除対象になるわけですけど、なんでそこまで規約違反しつつ売っているセラーが多いかというと、知らないからという理由と、あと単純に【規約違反してると売れるんですよ】。他の商品との差別化が簡単ですから。そんな理由ですね。 pic.twitter.com/Apbdyv8FXU
@_596_ 毎週1回以上amazon利用しているものから。 レビュアー名がフルネームのものは、大抵サクラです。(この商品もメーカー名は後回し) また、内容もメリットの羅列だったり、あからさまに日本語がおかしかったり… レビュアーのページに飛ぶと、☆5のレビューしかなかったり。 pic.twitter.com/ht7uBKRWSF
@Tis_Yu8 基本、そういうのは全部違反品ですのでサクラレビューの宝庫かと思います。個人的には外部サイトか動画サイトで紹介されているのを見て選ぶか、店舗で選びます。特にBluetooth品は「技適マーク取りました!」と書いてても総務省で調べると「データがない」ということもあるので信用していません。
@_596_ @Nyx022 最初にカテゴリ名が出て、次にメーカーはどうでしょうか?
@_596_ こんばんは、遅くに失礼します。 現在Bluetoothイヤホンをamazonで買おうとしているのですが、基本的に【Bluetooth (そのあとに続く文字)】系や【進化版2019】等と先頭につくものが多く、ブランド名やメーカー名が先にあるのが少ない気がするのですが、その場合はどのように選べば良いのでしょうか?
もちろん星が低いからといって参考にならなくて、複数のショップが出しているのにたまたまショップの対応が悪かった場合や、例えばただの帽子なのに「思ったより熱かった」など類似商品ならあっておかしくないことをマイナスのように書いていたり…こちらも日本語がおかしいものは多々あります。
@_596_ 自分がやってる識別は、製品寸法をインチで表示している物には絶対に手を出さない事ですね。 海外の物をそのまま持ってきているだけでなく、日本の法律(計量法)への違反を堂々とやっている訳で、法を守る気すらないのが分かります。 こんな“論外”なのでも多数はじけます。
@_596_ 普通に入れないといけないと知らない無知の可能性は? と思ったが、タイトル先頭に入れないといけないのに入れてない無知さが露見してるとこより ちゃんと守ってるとこから買った方がええね
@_596_ サクラになる一つの事案として聞いていただきたいのですが、先日アマゾンのレビューで高評価だったから商品を購入して、商品のラインアカウントを登録したらこのような宣伝がきました。最初は深く考えずにメッセージを送ってしまったらこのような返信が来ました。 この返信で怪しく感じてその後は→ pic.twitter.com/eclflIlynT
@_596_ 実際にアカウント乗っ取られて書かれたレビューがこちら pic.twitter.com/0Gwu9EMS5a
@_596_ 分かりにくい時は最低限「amazon .co.jp が発売、発送」で「プライム対応」となっている商品を選ぶのが安全ですね。amazonが発送しない物は他の通販と同じレベルになってしまいますから・・・。
@_596_ レビュー探偵というアマゾンレビューのサクラを見分けるアプリは使っていたりしますか?数回使い結構信用できそうだったので今はアマゾン使うときはレビュー探偵で☆の信頼性を調べてからにしています。tomo lightさのレビューは信頼性高いと評価されていました。
@_596_ わざわざ【正規品】を謳っているブツは個人的にハネる対象にしてる
@_596_ 先頭では無いけど【⠀】の後にブランド名も怪しいんですかね🤔 メイン画像はちゃんと白抜き文字無しですが pic.twitter.com/S9bHQwuaVG
@_596_ サクラレビューってこんな感じの事を言うのでしょうか?w pic.twitter.com/9WRjoVUFdC
@_596_ これよ、違反してる商品密林に報告したら何かあんの?見返り。
@_596_ Bluetoothイヤホンとか露骨なんですが、3枚目以外全部規約違反なのでしょうか? pic.twitter.com/3CDIRSRpPQ

まとめ

国外の企業が日本人を従えて捏造レビューをし始めているので何が正しいか分からないと思います。

amazonさん、できればレビューに対してレビューできる機能を付けられないでしょうか?多分amazonのカスタマレビューの規約の一つに人の意見を批判してはいけない的なことが書いてあるので無理でしょうが対策しないと現存しているレビューは大半が使い物になりません。

こうなると捏造はとても簡単で、とんでもないサクラレビューがあたかも信頼できそうな感じのレビューに構築されてしまいます。

ということで欲しい商品が出てきたときに、今回紹介したまともな商品を見分ける方法を試してみてください。

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